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「武士の一分」を観て来ました。
「武士の一分」を観て来ました。_e0097139_176277.jpg昨日は、母と久しぶりに、デート♪
「映画鑑賞」

先月、母から、「武士の一分」(←公式サイト)って良いらしいから、一緒に行かない?と言われ、
待ち合わせをして、ランチ&映画。

先に、チケットを購入することにして、
映画館で、13:30~のチケットを購入、
ランチをして13時頃、映画館に戻ると、チケット売り場は長蛇の列!
(その外には、朝から、宝くじ売り場の長蛇の列も)
エレベータで9Fへ上がると(有楽町マリオン)、3~4箇所スクリーンあるけど、「武士の一分」だけが、大混雑。
キムタクファンの女性が多いのかな?と思いきや、シニアのおじさま&おばさまが、ほとんど。

映画は・・・

とっても良かった」。

観終わった後、母は涙ポロポロでしたし、本編が終わって、
エンドロールになっても席を立つ人がひとりもいなく・・・観終わった後に、

清々しいく静かな感動と暖かな余韻の残る そんな映画でした。

こういう種類の感動を受ける映画、もしかしたら初めてかな?


キムタクは、テレビ(ドラマ)でしか見たこと無かったし、演技の前評判もまちまちだったので、
木村拓哉の演技に、「しらけたらどうしよう~?」
「ま、お昼ごはんも食べて眠いし、寝てれば良いかな。」と、観る前は言ってた私。
だけど、
この映画の木村拓哉は、違いました。





せりふの方言も、上手に使いまわしていて、ややいつものオーバー気味なところもちょとは、あったけど、それよりも、役に入り込んでいる感じで、(ドラマなどでの、that's キムタク風な演技では無く)観ている方も自然に感情移入出来た・・・と言う感じ。

冒頭で、「むむ、キムタクのちょんまげ姿か」と思ったものの、いつしか、髷姿もしっくりしてしまっていて。
時代劇ならではの間合いもとても自然で。

「武士の一分」を観て来ました。_e0097139_18174777.jpgそして、何と言っても、脇役がすごく良い!!
超・役者揃いなんだけど、

特に、徳平役の笹野高史さん。
この方が、主役では?と思うくらいの存在感。
木村拓哉の旦那様役を見事に引き立てて・・・


(母曰く、先日「徹子の部屋」に木村拓哉が出演していて、そのときに、『笹野さん(徳平役)が、休憩の時も、三津五郎さん(坂東)が来ると”旦那さん、島田様(坂東三津五郎の役名)が、来ましたぜ”って言うので、最初は可笑しかったんだけど、だんだん本当に憎らしく思えて来て・・・』
と言っていて、役作りに大いに貢献をしてくれていた。と言っていたとのこと)

「武士の一分」を観て来ました。_e0097139_18234628.jpgそれに、妻役の壇れいさんも良かった。

私は、観るまでは、この映画に関して、夫からの情報くらいしかなく、

□前作「たそがれ清兵衛」などからなる3部作目であること。
□作家・藤沢周平の小説が原作で、初めを観ただけで、その後の展開が読めてしまう作風で、
  そういう作風が好きという根強いファンが多いこと。
くらいしか、知らなかった。。




だけど、ストーリーも良かったし。(「夫婦」を初め、人のあり方。みたいなことも描かれて有って)
演出も(山田洋次監督の映画を観るのはこれが初めてだったんだけど、この作品も監督の味が随所に出ているとか)、くすっと笑えてしまうところや、大笑いしてしまうところが、多々あって。
人生、どんな時でも笑い(ユーモア)有ってこそ。(楽しい、幸せ、潤い)
笑いって大事だな。って思ってしまったり。
私は、こういう演出が山田洋次監督作品の特徴って知らなかったので、隣の母初め、周りのおじさん&おばさん方が、笑っているのを聞いてから、「あ、ここは、笑って良いんだ」と、徐々についていったという感じだったんだけど、後半からは、皆と一緒に笑っていたし。
(説明するのは難しいんだけど、後で思い出し笑いしてしまう、そんな感じ。)

そして、私は、映画が始まる前の”長い予告編”が終わった辺りから、おトイレに行きたくなった?
みたいな感じだったんだけど、満席で、しーんとしてるし、行くのも面倒くさいし、^^;
場面が、派手になった時に行けば良いかな。と思い、機を伺いながら、観ていて・・・
「よし!次は、果し合いの場面ね!今がチャンスかも!」と、隣の母に、
「ちょっとトイレに行ってくるね」と耳元で小声で言ったら、
「何言ってんの!!これからが良いところじゃない、我慢してみなさい!!」と、ばっさり言われ、「は、はい」と、まるで小学生の頃みたい。。(汗)
「えーーーこれ以上我慢できるかな~大汗&涙」と思いながら、スクリーンへ意識を戻したら、
もう、一気にラストまで観てしまいました
そう、おトイレのことをしばし忘れてしまうほど、映画の中に入って・・・。
途中で、席を立たなくて本当に良かった。
(でも、終わったのが午後4時、だから2時間30分もおトイレ我慢しちゃった。。)

久しぶりに良い映画を観たな。と言う感じで、
母とも「ハッピーエンドで良かったね」「良い映画だったね」と、帰り道はずっと映画の話をしながら。。でした。^^*
by orchidgirl | 2006-12-05 18:30 | ◆ 映画 ◆


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